気軽に食べることができるピスタチオは「ナッツの女王」と言われるほど栄養価が高い食物です。
ピスタチオは、ダイエット、むくみ予防、高血圧予防、眼精疲労、便秘防止、美容効果、疲労回復、貧血予防などのさまざまな作用が期待できます。
ピスタチオの栄養成分、効果、効能、食べ方についてご紹介します。
スポンサーリンク
ピスタチオとは
ピスタチオは地中海沿岸原産のウルシ科の落葉樹で、この木から採れるナッツが「ピスタチオ」です。
おつまみとして、コンビニやスーパーなどでよく見かけますが、香りもよいことからお菓子の材料としても人気が高いナッツの一つです。
ピスタチオの栄養
ピスタチオは「ナッツの女王」と言われるほど栄養価が高く、多くの栄養成分や機能性成分が含まれています。
主な成分は、
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- ビタミンE
- ビタミンK
- 葉酸
- 鉄
- 銅
- カリウム
- 亜鉛
- カルシウム
- マグネシウム
- 食物繊維
- 不飽和脂肪酸
- アルギニン
- ルテイン
- ゼアキサンチン
です。
目に良いと言われる、「ゼアキサンチン」や「ルテイン」が含まれています。
ピスタチオの効果効能
むくみ・高血圧予防
カリウムが多く含まれているので、余分な塩分を体外へ排せつしてくれることから、むくみ予防に役立ちます。
高血圧予防には塩分の摂りすぎが関係していることがわかっています。
カリウムはもちろん不要な塩分を排出しますが、カルシウムが足りなくなると血圧が上昇すると言われています。
ピスタチオにはカルシウムの吸収率をあげるマグネシウムも多く含まれています。
また、オレイン酸の働きで血流をスムーズにしてサラサラにする効果も期待できますので、高血圧予防に役立ちます。
眼精疲労・眼病予防
ピスタチオにはカロテノイドである「ルテイン」や「ゼアキサンチン」が含まれています。
これらの成分は、目の疲れや老化を防ぐ働きがあり、目の健康を維持してくれます。
腸を整えて、便秘防止に
食物繊維が多いことから、腸内の環境を整えて、便秘防止に役立ちます。
また、オレイン酸は胃の働きを活発にする作用があります。
美容効果
ピスタチオには抗酸化作用が高い成分である「ビタミンE」や「ルテイン」、「ゼアキサンチン」が含まれています。
抗酸化作用はフリーラジカルや活性酸素を消去して、老化やガン、動脈硬化を予防する効果があります。
肌の老化を防止し、くすみやしわなどを防ぐ効果が期待できます。
疲労回復
スポンサーリンク
ピスタチオにはビタミンB1が多く含まれていることで、糖質の代謝を促す働きがあります。
わたしたちが、普段食べているもが体内に入った後にスムーズに代謝されることは、体調のバランスを保ち、疲労回復につながります。
一般的に体に悪いと言われている食品の多くは、ビタミンやミネラルがほとんど含まれず糖質が多いものばかりです。
どんなものを食べても、それ以上にビタミンやミネラルを含んだものを食べることで、体の機能はスムーズに動くことができるようになります。
糖質の代謝に大きく関わるビタミンB1はとても大切な栄養素です。
貧血予防
鉄が多く含まれていることから、赤血球を作り貧血予防に役立ちます。
ダイエット効果
ビタミンB1は糖質の代謝を促して、エネルギーに変換してくれます。
このことから、ダイエット効果が期待できます。
ピスタチオのカロリー
ピスタチオのカロリーは、100gあたり615kcalです。
かなりの高カロリーですので、食べ過ぎには注意が必要です。
- 1粒あたり(約0.5g) : 3kcal
- 10粒あたり(5.6g) : 34kcal
- 40粒あたり(22.4g):138kcal
※カロリーの計算は可食部で計算しています。
ピスタチオの注意点
食べ過ぎ
ピスタチオは高カロリーなことに加え、脂肪酸にも注意が必要です。
ピスタチオにはオレイン酸だけではなく、リノール酸も含まれています。
リノール酸は体に必要な脂肪酸ではありますが、多くの食品に使用されているため、日本人は摂りすぎに注意しなければいけない油と言われています。
ピスタチオの脂肪酸は、約6割がオレイン酸、約3割がリノール酸ですので、カロリーだけではなく脂質の面からも食べ過ぎに注意しなければならないと言うことです。
なお、一日の摂取目安は、”40粒程度”です。
※40粒で可食部約138kcalです。
ピスタチオアレルギー
ナッツアレルギーがある人は、ピスタチオにも注意してください。
ピスタチオはアレルギー血液検査の項目には含まれていませんが、口内の違和感や腫れ、痛み、お腹の不調などの症状がでる場合は、病院で診てもらいましょう。
ナッツアレルギーは症状が強くでる場合があり、アナフィラキシーに陥るケースもあるこわい食物アレルギーです。
何らかのナッツで症状がでる人は、他のナッツでもアレルギーを発症する可能性が高い食物です。
アレルギー検査についてはこちらから♪
食物アレルギーについてはこちらから♪
⇒食物アレルギーの原因は?アレルゲンとなる食品の種類はなに?
ピスタチオの食べ方
ピスタチオのほとんどは、ローストした状態で販売されています。
生のものもありますので、用途で選ぶことが可能です。
ピスタチオはもちろんそのまま食べることができますが、フードプロセッサーで細かく砕くとお料理やおやつにプラスすることができます。
- クッキーやパンケーキの生地に練り込む
- ヨーグルトにプラスする
- シリアルやグラノーラに入れる
まとめ
ピスタチオの効果効能は、
- むくみ・高血圧予防
- 眼精疲労・眼病予防
- 整腸・便秘防止
- 美容効果
- 疲労回復
- ダイエット効果
- 貧血予防
です。
高カロリーであること、摂りすぎはよくないリノール酸が含まれていることから、食べ過ぎには注意が必要です。
アーモンドについてはこちらから♪
⇒美容食アーモンドの栄養と効果は?食べ過ぎ注意はカロリーのせい?!
スポンサーリンク