生クリームを食べると、なんかイガイガする。お腹が痛くなる。気持ち悪くなる。。
という人は、生クリームが嫌いなわけではなく、もしかすると生クリームアレルギーかもしれません。
生クリームにアレルギーがあると、ケーキが食べれず子供やスイーツ好きには、ありえない。。。と思う人も多いのではないでしょうか。
生クリームは原材料名ではありませんので、生クリームに含まれている何かが自分の、またはお子さんのアレルゲンであるかを判別することができれば、アレルギー対応ケーキーなど、選ぶことでケーキだって食べられるかもしれません!
まずは、何か原因なのかきちんと把握しましょう。
生クリームアレルギーの症状や原因となる食物をご紹介します。
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生クリームアレルギーとは
生クリームを食べてアレルギーがでる場合は、生クリームに含まれている原材料の何かに対して食物アレルギーがある可能性があります。
生クリームのアレルギーの原因となる主な食物は、
- 乳(牛乳)
- 卵
- 大豆
などです。
牛乳アレルギーが原因
生クリームと言えば、やはり乳が原材料として使用されていますので、アレルギーの原因は乳(牛乳)に含まれるたんぱく質が原因の可能性があります。
牛乳に含まれるたんぱく質は、
- カゼイン
- ホエー(ホエイ)(乳清)
- ラクトグロブリン
です。
これらがアレルゲンである人は、生クリームはやはり避けないといけません。
また、カゼインなどの乳のタンパク質は加熱してもアレルギー性はほとんど変わらないため、菓子などで生クリームが使用されているものも、避けるようにしましょう。
ただし、もし牛乳を飲んでも特にアレルギー症状はでないのに、生クリームだと体調が悪くなるような人は、乳以外に原因があるかもしれません。
牛乳アレルギーの詳細についてはこちらから♪
⇒牛乳アレルギーの症状と原因は?いろいろな食品に含まれているので注意!!
卵アレルギー、大豆アレルギーが原因
生クリームは上記でもご紹介したように、牛乳で作られていますが、スーパーなどでは「ホイップクリーム」と書かれているものも販売されています。
「ホイップクリームは、生クリームをホイップしてあるものかな。。?」
と思いますよね。まさにそうなんですが、「ホイップクリーム」はホイップしているという形状を表しているものであり、そもそも生クリームとは原材料が異なるんです。
生クリームとは
18%未満のものは”生クリーム”と表記できません。
また、乳以外の添加物は含まれていません。
ホイップクリームに比べて、味が濃厚なのが特徴です。
ホイップクリームとは
植物性油脂をホイップ状にするために乳化剤や安定剤などの添加物が含まれています。
生クリームよりもあっさりとしているので、生クリームをくどく感じる人は、ホイップクリームの方が食べやすいケースもあります。
味は置いておくとして、原材料が違う?
そうなんです。
ホイップクリームには、ホイップ状にするために乳化剤が含まれており、その乳化剤として「レシチン」が使用されているものがあります。
レシチンの正体っていったい。。。
レシチンとは、卵黄、または、アブラナ、大豆の種子からとられた油脂が原材料となっています。
ですから、ホイップクリームに含まれているレシチンがアレルゲンとなっている可能性があるということです。
レシチンなどの乳化剤には、「○○由来」と、原材料の名前が記載されていますので、きちんと確認する必要があります。
卵黄や大豆にアレルギーがある人はNGということです。
卵黄アレルギーは卵白アレルギーよりも出にくいとは言われていますが、ご自分やお子さんのアレルゲンである場合は、注意してくださいね。
ちなみに、ホイップクリームにはチーズなど他の原材料も含まれている場合もあります。
卵アレルギーについてはこちらから♪
⇒卵アレルギーは治る?!症状と原因、検査、治療を確認しよう!!
ホイップクリームなのかわからない!
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ちょっとこわいのが、ケーキなどの対面販売で、容器や包装がされていないものは、表示義務がないことから、原材料の表記がないことです。
ケーキや菓子で使用されているクリームが、生クリームなのか、ホイップクリームなのか見ただけではわかりません。
もし、ホイップクリームであったとして、乳化剤に何か使われているのか、他に含まれている原材料は何なのかもわからないということです。
もちろん、包装されていなくても、原材料やアレルギー表示をしているお店もあります。
ですから、クリームが何なのかをきちんと確認して購入、またはアレルギー対応ケーキなどを選ぶことが大切です。
生クリームアレルギーの症状は?
生クリームを食べて起きるアレルギー症状としては、
- 腹痛、嘔吐、お腹の張り
- 口の中のイガイガ、ヒリヒリなど違和感
- 喉のイガイガ
- 皮膚のかゆみ・蕁麻疹
など、食物アレルギーの症状があげられます。
重篤な場合は、めまいや呼吸困難、アナフィラキシーを起こすケースもありますので、意識や呼吸器系の症状を少しでも感じたら、すぐに病院に行くようにしてください。
食物アレルギーについてはこちらから♪
⇒食物アレルギーの原因は?アレルゲンとなる食品の種類はなに?
⇒食物アレルギーの経口免疫療法は危険!卵や牛乳、小麦で実施も!保険適応は?
生クリームアレルギーは検査できる?
生クリームのアレルギー検査は、原材料である乳もしくは卵、大豆など疑わしいものに関して、どのくらいの抗体値をもっているかを確認する血液検査(IgE)が可能です。
アレルギー検査をしたい場合は、生クリームが原因の可能性があることを医師に伝えてください。
可能であれば食べた際の原材料などの情報も合わせて伝えることでで、アレルゲンが限定しやすくなります。
生クリームまたはホイップクリームに含まれている可能性があるもので、検査可能な項目は下記となります。
乳製品アレルギーに関する項目
- 牛乳
- α-ラクトアルブミン
- β-ラクトアルブミン
- カゼイン
- チーズ
- モールドチーズ
卵アレルギーに関する項目
- 卵白
- 卵黄
- オボムコイド
大豆アレルギーに関する項目
- 大豆
生クリームアレルギーだとケーキはムリ?代用は?
乳を使わない代用クリーム
実は、生クリームを使用しなくても、クリームもどきを作ることができます。
乳にアレルギーがある場合は、ご家庭でのケーキ作りをする際に、豆乳を使ったクリームで代用しましょう。
また、豆乳ホイップが販売されていますので、乳が入っていないことを確認して購入しましょう。
ちなみに、ホイップクリームにはチーズなど他の原材料も含まれているものがありますので、乳を避けるためにホイップクリームを使用するのであれば、きちんと原材料表示を確認してくださいね!
ケーキ屋さんのアレルギー対応ケーキ
生クリームアレルギーだと、クリームがのっている市販のケーキはなかなか食べられなくなります。
それでも、ケーキ、スイーツ好きの人やお子さんは、「ケーキが食べたい!!」と思うときがあるのではないでしょうか。
そんなときは、是非アレルギー対応ケーキを選ぶようにしましょう。
一般的なアレルギー対応ケーキは、
- 小麦粉
- 卵
- 乳
が除去対象となっています。
含まれている原材料やアレルギー表示もはっきりわかりますので、安心して食べることができます。
生クリームも乳以外のもの(大豆や菜種)を使用したものを使用したり、お店によっては使用するクリームを3種類から選べたりと、いろいろ工夫されています。
また、以前のアレルギー対応ケーキに比べると、普通に美味しくいただけるようになりました。
どこのお店でも販売しているわけではありませんが、通販でも購入できるので、普段ケーキを制限している人にはおすすめです。
美味しくておすすめのアレルギー対応ケーキはこちらからどうぞ♪
⇒ケーキアレルギー対応のケーキはある?乳、卵、小麦粉不使用の市販ケーキ
まとめ
生クリームアレルギーは、乳だけが原因ではない可能性があります。
ホイップクリームは生クリームと原材料が違うということも把握して、自分やお子さんのアレルゲンを特定することがまず第一です。
お菓子やケーキなどは、食べることができるクリームが使われているものを選ぶようにしましょう。
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