濃厚な甘さとみずみずしさのバランスが絶妙なメロンは、夏の楽しみの一つと言う方も多いのはないでしょうか!
メロンは美味しいだけではなく、疲労回復やむくみ予防、リラックス効果などいろいろな作用が期待できるフルーツです。
メロンの栄養素、効果・効能、カロリー・糖質、美味しい食べ方、注意点などについてご紹介します。
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メロンに含まれる栄養素は?
アフリカ大陸原産のメロンはスイカよりもカリウムを多く含み、全体の87%が水分でできているウリ科の果物です。
旬は5月~8月の初夏ですが、夏の後半まで多くでまわります。
茨城県、北海道、熊本県で多く生産されています。
メロンには果肉の色の違いや表面の網によっていくつかの品種に分類されています。
それぞれの品種で栄養価の違いはさほどないのですが、果肉の色がオレンジ色のものは、白色のものに比べβーカロテンが多く含まれています。
βーカロテンには抗酸化作用がありますので、アンチエイジングや動脈硬化予防にはオレンジ色の果肉のものが適しています。
メロンのビタミン
メロンに含まれているビタミンは、
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンC
- ビタミンE
- ナイアシン
- 葉酸
- パントテン酸
- ビオチン
などです。
ビタミンB6、ビタミンC、葉酸が多く含まれています。
※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なビタミンの摂取量を目安にご紹介しています。
メロンのミネラル
メロンに含まれているミネラルは、
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- 亜鉛
などです。
カリウム、マグネシウムが多く含まれています。
※含有量の”多い”、”少ない”は一日に必要なミネラルの摂取量を目安にご紹介しています。
メロンの機能性成分
メロンに含まれている機能性成分は、
- βーカロテン
- アデノシン
- ギャバ(γーアミノ酪酸)
などです。
βーカロテンは体内でビタミンAに変わるカロテノイドの一種です。視覚機能や免疫機能の維持に役立つ成分です。
ギャバは神経伝達物質の一つで、イライラや不安を鎮めて精神の安定を促す作用があります。
メロンの効果・効能
疲労回復・風邪予防
メロンにはブドウ糖や果糖、ショ糖などの「糖質」が豊富に含まれていること、糖質の代謝を促進する「ビタミンB1」も含まれていることから、食べてすぐにエネルギーに変換することができ疲労回復に役立ちます。
「βーカロテン」や「ビタミンC」の働きで風邪予防の効果も期待できます。
水分、エネルギー補給源として優れていることから、夏バテ対策にも役立ちます。
高血圧対策、むくみ予防
カリウムの働きにより余分な塩分を体外へ排出し水分コントロールをしてくれること、利尿作用が高いことから、塩分過多を防ぐ高血圧対策やむくみ予防に役立ちます。
生活習慣病予防
「アデノシン」は血が固まることを防ぐ働きがありますので、血液をサラサラにし、動脈硬化や脳梗塞対策に役立ちます。
「ギャバ」にも血圧降下作用が期待できます。
リラックス効果
「ギャバ」はストレスを緩和する作用があります。
肌によい
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赤肉のメロンには「βーカロテン」が多く含まれていて皮膚の代謝を促すこと、また抗酸化作用が強いことから、健康な肌づくりにとてもよいと言えます。
メラニン色素を抑える「ビタミンC」も多く含まれています。
美容への効果を期待したいのであれば、赤肉(オレンジ色の果肉)のメロンを選びましょう。
メロンのカロリーと糖質
メロンのカロリー
メロンのカロリーは
- 100gあたり:42kcal
- 126g(1/4個):53kcal
です。
▶100gで比較すると
- メロン 1/5個:42kcal
- スイカ 1/16個:37kcal
- りんご M半分弱:54kcal
- バナナ 1本強:86kcal
- ご飯 2/3膳:168kcal
メロンのカロリーはさほど低くありません。
メロンの糖質
メロンの糖質は、
- 100gあたり:9.8g
- 126g(1/4個):12.35g
です。
▶100gで比較すると
- メロン 1/5個:9.8g
- スイカ 1/16個:9.2g
- りんご M半分弱:13.1g
- バナナ 1本強:21.4g
- ご飯 2/3膳:36.8g
糖質はやはりスイカよりは多いですね。
夏バテで食欲がないときには適しています。
メロンの効果的で美味しい食べ方とは?
種の部分は捨てないで!
種の部分はスプーンなどですくって捨ててしまう人が多いと思いますが、実は果汁が多く含まれているので捨ててしまうのはもったいないんです。
スプーンですくったものをザルでこすことで、ジュースとしていただけます!
食べる直前に冷やす!
メロンは冷やしすぎることで香りが少なくなり味が落ちてしまいます。
メロンを美味しく食べるには、食べる2時間前を目安に冷蔵庫で冷やしましょう!
食べごろはおしりと香りでチェック
メロンは涼しめの常温で保存し、おしりの部分を軽く押したときにやわらかさを感じたら食べごろです。
とはいえ、
「おしりを押してみてもよくわからない。。。」
というかたは、香りで判別しましょう。
果肉が硬いうちはあまり香りませんが、食べごろになるとカット前でもいい香りが漂ってきます。
メロンの注意点
食べ過ぎは?
メロンには利尿作用がある成分が含まれていることから、体が冷えやすくなる傾向があります。
ですから、冷えているものを食べ過ぎないように注意しましょう。
メロンアレルギー
メロンを食べると、口の中がイガイガするような人はもしかするとメロンの食物アレルギーかもしれません。
唇などが腫れることもありますので、常にそのような症状がでる場合は、アレルギー検査を検討しましょう。
妊娠中は食べてもよい?
メロンは妊娠中に必要な栄養素である「葉酸」や「カリウム」を多く含んでいますので、適量であれば妊婦さんにもおすすめのフルーツです。
ただし、糖質が高いこと、体を冷やすことから、食べ過ぎないように注意してください。
新鮮なものを選ぶようにしましょう。
まとめ
メロンの栄養や効果についてご紹介しました。
疲労回復やむくみ予防など、夏の疲れた体にはピッタリのフルーツです!
食べごろを見極めて、美味しくいただきましょう!
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