毎年夏や秋になると、ダニ対策としていろいろな方法やグッズが紹介されています。
でもダニってきちんと掃除しないと繁殖期以外でもフンや死骸もアレルゲンとなって日々吸い込んでいる可能性があるんです。
もちろん、アレルギーがない人にとってはダニに関する情報は少し気持ち悪いな。。。くらいのことかもしれませんが、ダニやハウスダストにアレルギーがある人にとっては、きちんとしたダニ対策ができていないことは、鼻や喉の症状、アトピーなどの悪化などつらい症状につながることになります。
また、アレルギー体質のお子さんをお持ちの方もダニ対策はとても気になるところですね。
たくさんあるダニやハウスダストの対策の中でも、とても効果的でおすすめなのは寝具の見直しです。
もちろん、布団乾燥機や布団用掃除機を使用して増えてしまったダニを除去することも大切なのですが、そもそもダニをシャットアウトできるものに変えてしまうことで、アレルギー症状はかなり軽減します。
日々のお掃除もラクになりますので、お布団やシーツ、布団カバーの見直しはおすすめです。
ダニをシャットアウトする高密度繊維を使ったカバー・シーツについてご紹介します。
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ダニ・ハウスダストアレルギーの対策
お布団以外のダニ・ハウスダスト対策はこちらから!
⇒ 秋に増加したダニ掃除した?冬に効果的なダニ対策とは?絶対退治法、刺されたときの対処!
ダニを高温で死滅させる!
ダニやハウスダストの対策はいろいろあります。
現在、ダニがついてしまったものの対策で有効とされているものは、
- 布団乾燥機
- 自宅やコインランドリーなどの高温乾燥器
- 掃除機
です。
お布団やクッションなど布製品の水洗いは、死骸やフンを洗い流すことはできますが、生きているダニをすべて除去できないと言われています。
ですから、基本的には高温でダニを死滅させてから、洗う、もしくは掃除機ですうという対策が一番効果的だと言えます。
ダニをシャットアウトする
では、その他の対策はないのでしょうか。
そこでとても有効な方法が、
- そもそもダニをつかなくする
ということです。
そして、それが可能なのが、
- ダニが中に入らない加工がされているお布団
- ダニが通らないシーツや布団カバー
です。
ダニが通過できないような高密度の生地を使ったお布団やシーツがあるんです。
ダニ対策はもちろん、家じゅうの対策が必要とされていますが、お布団によるダニの影響が一番強いと言われています。
ですから、アレルギー症状でお悩みの方は、是非ダニ防止のお布団やシーツを検討してみてくださいね!
「防ダニ」にだまされるな!
防ダニ布団という言葉をよく聞きますが、防ダニと書いてあるもののすべてがダニを通さないような生地で作られているわけではありません。
普通のお布団よりも、ダニが付きにくいようなわたを使っているものに対しても”防ダニ”という言葉が使用されていますので、選ぶ際はダニ・ハウスダストを何%カットできるなど、きちんと仕様を確認して購入するようにしましょう。
ダニ対策布団よりも「シーツ・布団カバー」がおすすめな理由
高密度の生地を使ったお布団は、ダニやハウスダストは通りませんが、表面にはこれらのアレルゲンが付着します。
ダニ防止布団(ダニが通らない、水洗いが可能)を使用していても、頻繁にお手入れができていないと結局は布団の表面にダニがついてしまう可能性があり、あまり意味がなくなってしまう場合もあるんです。
ですから、ダニを通さず頻繁にお手入れ(洗濯)ができるシーツや布団カバーがおすすめです。
もちろん、ダニ対策布団+ダニ対策カバー&シーツが一番効果的ではありますが、初めの対策としてはシーツ・布団カバーの見直しが効果的です。
ダニ対策におすすめの高密度生地の布団カバー・シーツ
ダニ対策カバー・シーツを使うメリットは?
ダニ対策として、お布団カバーやシーツを使うメリットは、ダニ対策だけではありません。
主なメリットとしては、
- ダニ
- 花粉
- ホコリ
があります。
ダニが通らない、通りにくいカバーやシーツは、お布団の綿や羽毛などからでるホコリがたちにくい加工となっていますので、寝室のホコリがたまるのを防ぐ効果が期待できます。
また、表面にもホコリや花粉が付きにくくなっているものがほとんどですので、かるくはたく、または掃除機をかけるだけでも、表面についたアレルゲンを取り除くことができます。
カバー・シーツの選ぶポイントとは?
防ダニシーツは、繊維と繊維の隙間を小さくすることで、ダニが通れないような織り方をしているシーツが一般的です。
ただし、防ダニシーツの中には、防ダニ剤という薬剤を使用してダニを防いでいるものがあります。
アレルギーを持っている方やお子さんが使用する場合、やはり薬剤不使用のものがいいな!と思う人も多いのではないでしょうか。
また、薬剤は洗濯しているうちに効果が弱まってくる可能性もあります。
ですから、防ダニ剤の有無も選択要素の一つとしてチェックしてください!
(下記では、防ダニ剤のような薬剤は使用されていないもののみをご紹介しています)
また、ダニを通さないと言われている生地ですが、100%完璧に通さないわけではありません。
厳密に言うと「ダニを通しにくい」ということになります。
どの程度の大きさのものを通さない織り方をしているのかもチェックポイントとなります。
ダニは通さなくても、生地の隙間からダニのフンや死骸は通ってしまう大きさのものもあります。
さらに、生地は高密度であっても、縫い目部分の縫い穴はダニの侵入ポイントとなるんです。
ですから、この部分についても工夫がされているものがおすすめです。
高密度繊維の布団カバーやシーツを選ぶ際のチェックポイントは、
- 価格
- どの程度ダニをシャットアウトできるか?
- 薬剤使用の有無
- 縫い目の対応
です。
どれも、普通のシーツに比べるとはっきり言って高価になります。
ですから、いろいろな要素を比較して選択しましょう。
ダニ対策用布団カバーとシーツ、枕カバー6つ
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高密度繊維を使用したダニを通さないシーツや布団カバーをご紹介します。
- アレルガード(スリーププラス)
- ディーガード(ダニピタ)
- ダニアレルゲンカット(ヤマセイ株式会社)
- ダニゼロック(ヤマセイ株式会社)
- アルファイン(エムール)
- ミクロガード(TEIJIN)
お値段で選ぶなら
下記でご紹介している中でお値段が断然安いのは、
アレルガード
です。
ダニのフンや死骸までは通さないとの記載はありませんが、ダニブロックの効果は十分期待できます。
全体的に高密度カバーは高価ですので、家族すべてのシーツを変えるのはちょっと値段的にきびいしと言う方にはおすすめです。
わたしは7年ほどアレルガードを使用していますが、寝室にたまるホコリもかなり少なくなり、ダニ・ハウスダストのアレルギー症状もほとんどでなくなりました。旅行の際にも枕カバーは必ず持参しています。
素材(綿100%)で選ぶなら
肌に直接触れるものですので、やはり綿100%にこだわりたいという人は、
ダニアレルゲンカット
ダニゼロック
アレルガード プレミアム
です。
ダニアレルゲンカットは、アレルゲンをブロックする性能が高い分、値段も高くなります。
肌触りで選ぶなら
以前と比べ最近でている高密度カバーは綿100%ではなくても、通気性や吸湿性、肌触りにも工夫されているものも多くなりました。
かならずしも綿100%でなくてもよい、またやわらかく少しすべすべしている生地が好みという方は、
アルファイン
がおすすめです。
機能性で選ぶなら
せっかく買うなら、ダニだけではなく、ダニのフンや死骸などのアレルゲンはきちんとシャットアウトしたいというのであれば、
ダニアレルゲンカット
ミクロガード プレミアム
がおすすめです。
とにかく小さいアレルゲンもブロックしてくれる構造となっています。
保障付きを選ぶなら
シーツに保障?と思う人も多いのではないでしょうか。
高密度カバーはほつれや穴が開いてしまうと結局はその部分からダニなどのアレルゲンの通り抜けができてしまうため、本来の機能を失ってしまいます。
また、洗濯による生地の劣化もやはり機能を損なう原因となりますので、やぶれなどが起きた場合の補償をしてくれる商品があります。それは、ずばり、
ディーガード
です。
ディーガードは価格は高いのですが、年数が経っても機能を保障できるだけの自身があるからこその5年保障をしているんだと思います。
♦1.アレルガード
アレルガードには、「アレルガード」と「アレルガード プレミアム」「アレルガード デラックス(DX)」のシリーズにわかれています。
それぞれの違いは、
- アレルガード:ポリエステル80%・綿20% 無地でツルツルっぽい手触り
- アレルガード プレミアム:綿100%
- アレルガード デラックス:ポリエステル80%・綿20% ストライプでクールなデザイン
価格は、スタンダード < デラックス < プレミアム
となっています。下では定番のアレルガードの価格をご紹介しています。
綿100%などの素材やデザインにこだわりたい人は、プレミアムやDXを選ぶのがいいと思います。
アレルガードの特徴
- 薬剤不使用
- ダニの通過に関する記載:ダニを通さない
- ミシン目を細かくし、表からの3重の糸での縫製。ダニをほとんど防ぐ。
- ポリエステル80%・綿20%でシワになりにくく、速乾、軽量、通気性に優れている。表面はツルツルっぽい手触り
販売メーカー
SLEEP PLUS (スリーププラス)
価格
▶枕カバー:S,M780円(税込)/ L980円(税込)
▶掛布団カバー
- ジュニア:2,980円(税込)
- シングル:2,980円(税込)
- セミダブル:3,780円(税込)
- ダブル:3,980円(税込)
- クイーン:4,980円(税込)
▶敷布団シーツ
- ジュニア:2,680円(税込)
- シングル:2,680円(税込)
- セミダブル:2,880円(税込)
- ダブル:2,980円(税込)
▶ボックスシーツ
- シングル:2,680円(税込)
- セミダブル:2,880円(税込)
- ダブル:2,980円(税込)
- クイーン/ ワイドダブル:3,580円(税込)
- ワイドキング:4,980円(税込)
- セミファミリー:5,480円(税込)
- ファミリー:5,980円(税込)
公式メーカサイト
♦2.ディーガードシーツ
ティーガードは、ダニが通らないお布団も販売していますが、シーツ・カバーの販売もあります。
国内で作られているものなので、品質は安心して使うことができ、5年間の保証が付いています。
デーガードの特徴
- 防ダニ剤不使用
- ダニの通過に関する記載:ダニ、ダニの幼虫を通さない
- 縫製対策:記載なし
- ポリエステル80%、綿20%(表面はツルツルっぽい手触り)
- 5年保障付き
販売メーカー
ダニピタ
価格
▶枕カバー:大人用 3,600円(税込)/ 赤ちゃん用 1,890円(税込)
▶掛、敷布団、枕カバーセット
- 赤ちゃん用:14,180円(税込)
- シングル:30,400円(税込)
- ダブル:35,200円(税込)
▶掛布団カバー
- 赤ちゃん用:7,650円(税込)
- シングル:14,400円(税込)
- ダブル:17,100円(税込)
▶敷布団シーツ
- 赤ちゃん用:6,750円(税込)
- シングル:12,600円(税込)
- ダブル:15,300円(税込)
▶ボックスシーツ
- シングル:12,600円(税込)
- ダブル:15,300円(税込)
公式メーカサイト
♦3.ダニアレルゲンカット
同じメーカー(ヤマセイ株式会社)から、下で紹介している「ダニゼロック」が販売されています。
違いは、「ダニアレルゲンカット」の方がより小さいアレルゲンをカットできること、また「ダニアレルゲンカット」の方が高価格となっています。
ダニアレルゲンカットの特徴
- 防ダニ剤不使用
- ダニの通過に関する記載:0.362μmの多層構造生地でダニのフンや死骸も通さない
- 生地表面の針穴をなくす方法を使用
- 綿100%で通気性、吸湿性、肌触りも快適
販売メーカー
ヤマセイ株式会社
価格
▶枕カバー:3,600円~5,200円(税込) サイズによる
▶掛布団カバー
- ジュニア:16,000円(税込)
- シングル:17,820円(税込)
- セミダブル:19,600円(税込)
- ダブル:21,560円(税込)
- クイーン:23,700円(税込)
▶敷布団シーツ
- ジュニア:15,400円(税込)
- シングル:17,070円(税込)
- セミダブル:18,770円(税込)
- ダブル:20,650円(税込)
▶ボックスシーツ
- シングル:13,000円(税込)
- セミダブル:14,300円(税込)
- ダブル:15,730円(税込)
- クイーン:17,300円(税込)
公式メーカサイト
♦4.ダニゼロック(Dr:ダニゼロック)のカーバ・シーツ
ダニゼロックは、防ダニふとんのブランドですが、同じシリーズでカバーやシーツも販売しています。
同じメーカー(ヤマセイ株式会社)からは、上で紹介しているカバー・シーツのみの「ダニアレルゲンカット」が販売されています。
違いは、「ダニアレルゲンカット」の方がより小さいアレルゲンをカットできることです。
「ダニゼロック」の方が低価格となっています。
ダニゼロックの特徴
- 防ダニ剤不使用
- ダニの通過に関する記載:ダニ、ダニの卵、幼虫を通さない
- 生地表面の針穴をなくす方法を使用
- 綿100%の特殊高密度織物。通気性、吸湿性、肌触りも快適。
販売メーカー
ヤマセイ株式会社
価格
▶枕カバー:3,600円~5,200円(税込) サイズによる
▶掛布団カバー
- ジュニア:10,800円(税込)
- シングル:12,960円(税込)
- セミダブル:15,120円(税込)
- ダブル:16,200円(税込)
- クイーン:20,520円(税込)
▶敷布団シーツ
- ジュニア:9,720円(税込)
- シングル:11,880円(税込)
- セミダブル:12,960円(税込)
- ダブル:14,040円(税込)
▶ボックスシーツ
-
- シングル:9,720円(税込)
- セミダブル:11,880円(税込)
- ダブル:14,040円(税込)
- クイーン:16,200円(税込)
公式メーカサイト
♦5.東洋紡 アルファイン(ALFAIN)
アルファインは、綿100%ではありませんが、肌触りが綿のみのものよりも”なめらか”と言われています。
また、色の種類も多く、ご自分のお気に入りの色が選べるのが特徴です。
アルファインの特徴
- 薬品不使用
- ダニの通過に関する記載:高密度繊維でダニを通さない
- 生地表面の針穴をなくす方法を使用
- ポリエステル80%・綿20% 速乾でシワになりにくく、型崩れもおこしにくい。やわらかく、ガサツキ感なない生地
- 帯電防止で静電気が発生しにくい
販売メーカー
エムール(EMOOR)
価格
▶枕カバー:S1,080円(税込)/ M1,296円(税込)
▶掛布団カバー
- シングル:4,999円(税込)
- セミダブル:6,990円(税込)
- ダブル:7,500円(税込)
- クイーン:7,998円(税込)
▶敷布団シーツ
- シングル:4,999円(税込)
- セミダブル:6,499円(税込)
- ダブル:6,999円(税込)
▶ボックスシーツ
- シングル:4,320円(税込)
- セミダブル:5,400円(税込)
- ダブル:5,999円(税込)
- クイーン:7,560円(税込)
- キング:8,560円(税込)
▶敷き・掛けカバー、ピロケース3点セット
- 布団用シングル:11,000円(税込)
- ベッド用シングル:10,000円(税込)
公式メーカサイト
♦6.ミクロガード
TIJIN(帝人)のミクロガードは、「スタンダード」と「プレミアム」の2種類があります。
プレミアムの方が小さいものをより通さない構造となっており、違いは、
- プレミアム:ダニ、ダニのフン・死骸を通さない、静電気を防止する
- スタンダード:ダニを通さない
とされています。
プレミアムは静電気を防止することで外からのホコリや花粉も付きにくい生地となっているんですね。
もちろん、スタンダードよりプレミアムの方が高価になりますので、機能と価格を比較して選択しなければいけません。
ミクロガードの特徴
- 防ダニ剤不使用
- ダニの通過に関する記載:
プレミアム:ダニ、ダニのフン・死骸を通さない
スタンダード:ダニを通さない - ダニの侵入を防ぐため、ファスナー箇所を生地で覆っている
- ポリエステル75%、ナイロン25% 肌触りが柔らかく、ホコリがたちにくい。吸水性があり、速乾。
- 静電気を防止(プレミアムのみ)
販売メーカー
TIJIN(帝人)
価格(ミクロガード スタンダード)
▶枕カバー
- 普通サイズ:2,160円(税込)
- ベビー:1,620円(税込)
▶掛布団カバー
- ベビー:5,400円(税込)
- シングル:7,560円(税込)
- ダブル:10,800円(税込)
▶敷布団シーツ
- ベビー:3,780円(税込)
- シングル:7,020円(税込)
- ダブル:9,180円(税込)
▶ボックスシーツ
- シングル:6,480円(税込)
- セミダブル:8,640円(税込)
- ダブル:9,720円(税込)
価格(ミクロガード プレミアム)
▶枕カバー:
- 普通サイズ:2,700円(税込)
- ベビー:2,160円(税込)
▶掛布団カバー
- ベビー:9,720円(税込)
- シングル:14,040円(税込)
- ダブル:17,280円(税込)
▶敷布団シーツ
- ベビー:6,480円(税込)
- シングル:12,960円(税込)
- ダブル:15,120円(税込)
▶ボックスシーツ
- シングル:10,800円(税込)
- セミダブル:12,960円(税込)
- ダブル:14,040円(税込)
公式メーカサイト
まとめ
ダニ対策用の高密度生地で作られているカバー・シーツをご紹介しました。
ダニやハウスダストアレルギーの人だけではなく、花粉やホコリの付着を軽減したい人にもおすすめです。
わたしは現在アレルガードを使っていますが、年数が経ち生地が薄くなってきたようなので、今後は他のカバーも検討してみようと思っています。
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