アトピー肌にとって、セラミドを補うことは乾燥対策としてとても効果的だとよく聞きます。

でも、セラミドの保湿効果ってホントに高いのでしょうか?

皮膚科などで処方される保湿剤と何が違うのでしょうか?

 

アトピーの人にセラミドが必要な理由とおすすめのセラミド保湿剤をご紹介します。

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アトピーにセラミドが必要な理由

スキンケア中の女性の画像

セラミドの効果の詳細についてはこちらから♪
アトピーはセラミド不足が原因?保湿効果抜群のセラミドの効果とは?

 

セラミドはわたしたちの肌にある成分の一つです。

皮膚からの水分蒸発を防ぎ、皮膚の表面を保護する役割があります。

 

アトピーの人は乾燥肌の人が多く、そのためガサガサ、肌荒れでかゆみが強くなり、炎症を起こす。。という繰り返しに苦しんでいる人、たくさんいませんか?

 

わたしはまさにそのような状況です。

常にアレルギーを抑える薬を飲んでいても、毎日スキンケアをしても、乾燥が強くなる秋から冬には、毎年ガサガサ肌でアトピーが悪化する時期があります。

そんな乾燥肌の理由の一つとして、アトピー肌の人は肌に含まれているセラミドの量がすくない!ということがわかっています。

 

しかも、アトピーの人の約30%が生まれつきセラミドが少ない体質なんです。

もともとそのような体質ではなかったとしても、アトピーになってしまうと、結局はセラミド不足の状態になると言います。

ですから、アトピーの人がセラミドを補うということは、とても皮膚の保湿に効果が高いと言えます。

 

では、何故セラミドは減ってしまうのでしょうか?どうすればセラミドを増やすことができるのでしょうか。。

セラミドが減っていく理由は?

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セラミドは加齢により徐々に減少していくという特徴があります。

赤ちゃんや子どもの肌がぷるんぷるんなのは、セラミドがたくさんあるからなんです。

 

そして、年齢を増すこと以外でも、日常の生活の中にもセラミドが減っていく原因があります。

それは、

  • 洗うたびにセラミドは減る
  • 体を冷やすとセラミドが減る

この二つです。

 

洗顔や体を洗うことで、セラミドは徐々に減ってしまいます。

ですから、必要以上に洗浄力が強い石鹸を使って「洗いすぎることはNG」なんです。

 

また、体が冷えることで肌のターンオーバーのサイクルが乱れるとセラミドが減ってしまうと言われています。

普段からの冷え対策も大切ということですね。

セラミドを増やすことはできる?

ポイント

では、どうすればセラミドを増やすことができるのでしょか。

 

まずは、減らないように気を付けること!

そして、セラミドを補うことが大切です。

  • 洗浄力の強い石鹸は使わない
  • ゴシゴシ洗いすぎない
  • 体が冷えないようにする
  • 肌からまたは、摂取によってセラミドを補う

アトピーの人は、お風呂上りにあっという間に肌がカサカサになってしまいます。

普段使用する石鹸も刺激が強いものは避けるようにしましょう。

 

やはり補うことでセラミドを増やすのは乾燥対策に効果的です。

肌に塗ること、食べ物やサプリメントで摂取するという選択もあります。

セラミドと他の保湿剤はどっちがいいの?

病院のイメージ画像

皮膚科でもらえる保湿剤

皮膚科でアトピーの用の保湿剤として処方されるのは、

  • ワセリン
  • ヘパリン類似物質
  • 尿素

の3種類です。

病院で処方できるワセリンは、白色ワセリン、プロペトの2種類で、ヘパリン類似物質はヒルドイドもしくはヒルドイドのジェネリックであるビーソフテンとなります。

薬の基材としてステロイドとミックスされる場合や、保湿剤としてそのまま処方されることもあります。

 

病院処方の保湿剤についてはこちらから♪
アトピーの乾燥対策はプロペト?ヒルドイド?病院処方の保湿剤とは?

セラミドは病院で処方できない

あれ?セラミドって病院でもらえないの?

そうなんです。セラミドは病院では処方してもらえません

ですから、セラミドを使用したいのであれば、化粧品もしくはサプリメントを市販で購入することになります。

 

なぜ、処方できないのかというと、、、

セラミドってとても高価だからなんです。

 

値段が高いために保険適用されないんですね。

セラミドを病院で扱うと、もとが高すぎるために採算が取れないようです。

どの保湿剤が一番効果があるの?

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では、どの保湿剤を使用するべきなのでしょうか。

皮膚のバリア機能を保つ効果として高い順に、

  1. セラミド
  2. ワセリン
  3. ヘパリン類似物質
  4. 尿素

というデータがあります。

だったらみんなセラミドを使えばいいのでは!と思いますよね。

 

でもセラミドは高いんです。

保険もきかないので、毎日使用する量を考えるとやはり高すぎる!というデメリットがあります。

 

ワセリンなど他の保湿剤でも十分効果を感じているのであれば、あえて高価なセラミドを使用する必要はないと思いますので、自分の肌の状態と費用対効果を考えて選択してくださいね。

ちなみに、化粧品などによく含まれている、ヒアルロン酸やコラーゲンは、上記の「ヘパリン類似物質」と同じくらいの保湿効果です。

どのセラミドを選ぶべき?

どっち?選択の画像

実は、セラミドっていろいろ種類があるんです。

セラミド入りの化粧品を使いたい!と思った場合、どのセラミドを選ぶべきなのでしょうか。

化粧品成分のセラミド表示

セラミドの化粧品に記載されている表示で、何のセラミドを使用しているかがわかります。

バイオセラミド(ヒト型セラミド)

バイオセラミドは、人の肌が持っているセラミドの構造に似せて作られたセラミドです。

「ヒト型セラミド」とも呼ばれています。

成分表示:セラミド1、セラミド2、セラミド3・・・
など

ヒト型セラミドのみが、化粧品表示で「セラミド」と表記できます。

天然セラミド

馬などから抽出される動物由来のセラミドです。

セラミド1~7をすべて含んでいますので、保湿効果抜群ともいえますが、高価になります

成分表示:ビオセラミド、セレブロシド、ウマスフィンゴ脂質

植物性セラミド

コメ、トウモロコシ、大豆、コンニャクなどを使用した植物由来のセラミドです。

こんにゃくを使用した化粧品などが多く販売されています。

成分表示:植物性セラミド、コメヌカスフィンゴ糖物質

合成セラミド

セラミドに類似した物質を化学的に合成したものです。

あくまでも似せて作られており、「疑似セラミド」とも呼ばれています。

成分表示:セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド

結局どのセラミドがいいの?

はい!

おすすめはずばり「ヒト型セラミド」です

わたしたちの肌にあるセラミドに近い成分が入っていますので、「ヒト型セラミド」入りというのが肌荒れ防止にはよいと言えます。

とはいえ、他のセラミドでも十分に保湿効果が期待できますので、使ってみて肌の調子がいいと感じたものを選びましょう。

 

セラミドの効果の詳細についてはこちらから♪
アトピーはセラミド不足が原因?保湿効果抜群のセラミドの効果とは?

セラミドサプリって効果あるの?

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化粧品は皮膚の外側からセラミドを補うことができるので、保湿効果が期待できますが、サプリメントはどうなのでしょうか。

 

ヒアルロン酸やコラーゲンなども、サプリメントや粉タイプのものが販売されています。

でも、これらは口から摂取すると、消化の際に分解されて違う物質に変換されてしまうことがわかっています。

 

セラミドも同じでは?

と思ってしましますが、実はセラミドは一度分解されても再構築されてセラミド成分として肌に行き届くというデータがあるんです。

 

ですから、「顔だけではなく体もかゆいんだよね。。

と思っている方は、サプリメントで補うという選択肢もあるんです。

サプリメントではこんにゃくを使用しているものがセラミドが多く含まれている傾向があるようですが、セラミド含有量が記載されていますので、含有量比較をして選ぶのがいいでしょう。

 

含有量がきちんと記載されていないものは、ちょっとあやしい。。。と言わざるを得ません。

きちんと確認してから試してくださいね。

アトピーでもしみないおすすめセラミドクリームと化粧水

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ワセリンなど他の保湿剤であまり効果がないかなぁ。。と思っている人は是非検討してみてください。

絶対的にセラミドがいいというわけではありません

肌に合ったもの、しっとりとすると感じるものであれば、セラミドじゃなくてもいいんですよ!!

 

肌の保湿とアトピー予防におすすめのセラミド入り化粧品をご紹介します。

アトピーや敏感肌の人が使用しても、しみないものを紹介しています。

♦ティモティアの「保水バリアクリーム」

ティモティア保水バリアクリーム
低刺激で敏感肌でも使えるTIMOTHEA(ティモティア)の「保水クリーム」です。

TIMOTHEAは他にも敏感肌用の化粧品をいろいろ販売しているメーカーです。

 

セラミドを肌と同じ液晶構造する特許技術を使っており、馴染みがよく保湿力のとても高いところがおすすめです。

 

ヒト型セラミドの中でも、セラミド2、セラミド3が含まれています。
さらには、不純物が少なく酸化しにくいワセリン「サンホワイト」が含まれており、潤った肌をしっかり守ってくれます。

 

べたつかず、とても使いやすいのが特徴です。

♦ディセンシアの「つつむ」

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ディセンシアは敏感肌用の化粧品をだしているメーカーです。

その中の「つつむ」シリーズは特に刺激が少ない低刺激化粧品で、ヒト型セラミドが含まれています。

 

実際に使用してもしみなく、肌がしっとりするので乾燥予防にはとてもおすすめです。

わたしはトライアルセットを使用してみました。

とても使い心地がよくしっとりします。

♦ディセンシアの「アヤナス」

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こちらも同じくディセンシアの化粧品です。

「アヤナス」シリーズにもヒト型セラミドが含まれています。

つつむの方がより低刺激なのですが、私の場合はアヤナスシリーズでもしむることは全然ありませんでした。

 

化粧水は昨年リニューアルし、しっとり感が増しています。

まとめ

ワセリンやヒアルロン酸、コラーゲンなどを使用しても、いまいち肌がカサカサしているような人は、セラミド入り化粧品を一度おためししてみてはいかがでしょうか!

セラミドすごい!!という感じでご紹介しましたが、もちろん保湿剤はいろいろあります。

 

肌の乾燥は季節によっても変わってきますので、肌の状態は常に一定とは限りません。

乾燥時期とそうではない時期で肌の状態を見極めて化粧品や保湿剤を変えることも大切です

 

肌の状態にあったものを使用することで、アトピーの症状も改善するケースがありますので、季節の変わり目にも気を付けて保湿剤選びをしましょう。

 

セラミドの効果の詳細についてはこちらから♪
アトピーはセラミド不足が原因?保湿効果抜群のセラミドの効果とは?

 

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