「ピーマンやパプリカの種やワタ捨てていませんか?」
シシトウは丸ごと食べるのに、ピーマンは種を捨ててしまう。。。
種とワタは皮よりも栄養価が高く、捨ててしまうなんてとてももったいないんです。
また、ピーマン、パプリカなど、色の違いでどれが一番栄養価が高いのかも気になるところです!
ピーマンの栄養や効能、効果的な食べ方、カロリー・糖質についてご紹介します。
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ピーマン・パプリカとは
ピーマンやパプリカはとうがらし(唐辛子)の仲間で、アンデス高原が原産のナス科の植物です。
品種改良を経て、緑色のピーマンや黄色、赤色、橙色のパプリカとなりました。
ピーマンやパプリカは、唐辛子に比べると、辛味が少なく形や色が多種にわたっているという特徴があります。
また、ピーマンの小さいサイズのシシトウもありますよね。
シシトウとピーマンの違いは”大きさ”、ピーマンとパプリカの違いは”果肉の厚みと形状”と言われています。
ピーマンに含まれる栄養素は?
ピーマンのビタミン
ピーマンに含まれているビタミンは、
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンK
- ナイアシン
- 葉酸
- パントテン酸
- ビオチン
などです。
この中では、ビタミンK、ビタミンCが多く含まれています。
皮のビタミンCはレモンの3倍と多いのが特徴です。
ピーマンのミネラル
ピーマンに含まれているミネラルは、
- カリウム
- マグネシウム
などです。
ピーマンの機能性成分
ピーマンに含まれている機能性成分は、
- クロロフィル(葉緑素)
- クエルシトリン(ポリフェノール)(苦み成分)
- ルテオリン(ポリフェノール)
- ピラジン(苦み成分)
- βーカロテン(カロテノイド)
- ビタミンP(ビタミン様物質)
- ピロロキノリンキノン(PQQ)
などです。
クエルシトリンとピラジンは、ピーマンの苦味成分です。
PQQは、お肉やお茶、納豆などにも含まれている成分で、神経を保護する働きや抗酸化作用がある成分です。
βーカロテンは赤ピーマンに多く含まれています。
ビタミンPはビタミンに似た働きをする成分で、ビタミンCの機能を助け、高血圧予防などの効果が期待できます。
ピーマンの効果・効能
免疫力アップ
ピーマンの抗酸化作用や、「クロロフィル」の作用により免疫力を高める効果が期待できます。
風邪予防に必要な「ビタミンC」、ビタミンCの働きを助ける「ビタミンP」も多く含まれています。
血液サラサラや高血圧予防
苦い成分の「クエルシトリン」にはデトックス作用や高血圧予防効果があります。
同じく苦味成分である「ピラジン」には、血液をサラサラにする働きや頭皮の血行を促進する働きがあり、さまざまな生活習慣病対策として役立ちます。
アンチエイジングや美肌
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ピーマンには抗酸化作用がある成分「ビタミンC」や「ビタミンP」、「ルテオリン」、「クエルシトリン」「PQQ」などが含まれています。
体内にできる活性酸素を除去する働きがありますので、老化防止に役立ちます。
また、コラーゲン生成に必要で、メラニン色素の沈着を抑える「ビタミンC」が多く、「βーカロテン」は皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあることから、肌をキレイに、そしてくすみやシミ対策にも役立ちます。
ピーマンのカロリーと糖質
ピーマンのカロリー
ピーマンのカロリーは
- 100gあたり:22kcal
- 26g(1個):6kcal
です。
低カロリーなお野菜と言えます。
ピーマンの糖質
ピーマンの糖質は、
- 100gあたり:2.8g
- 26g(1個):0.73g
です。
カロリー同様、糖質も低いお野菜です。
ピーマンの効果的な食べ方と切り方
成分キープは縦切りがベスト!
ピーマンに含まれている成分を摂りやすくためには、細胞を壊さない切り方「縦切り」がおすすめです。
縦半分にカットしてから、ワタと種を取り、縦に細切りにしましょう。
苦味が苦手なら?
ピーマンの苦味がちょっと苦手という方は、
- 丸ごとの状態でレンジでかるくチンをしてからカット
- 輪切りにする
のいずれかがおすすめです。
輪切りにすると栄養成分は逃げやすくなりますが、生食の場合は苦味が緩和でき食べやすくなります。
ワタや種も活用!
ピーマンのワタや種には苦味成分の「ピラジン」や「カリウム」が多く含まれています。
もちろん苦味は強くなってしまいますが、加熱料理ではワタや種も一緒に炒めてしまいましょう。
ピーマンの肉詰めなどはワタ入りで使うのがおすすめです。
加熱してもビタミンCが壊れない
ビタミンCは加熱にはあまり強くないのですが、ピーマンに含まれる「ビタミンP」が熱から守ってくれる役割を果たすことで、加熱料理でもほとんどビタミンCが壊れないんです。
脂溶性のβーカロテンも含まれていますので、油を使った炒め料理で摂取成分量がアップします!
何色を選ぶのがいいの?
赤ピーマンは、緑ピーマンに比べると
- ビタミンC:2.4倍
- ビタミンE:5.4倍
- βーカロテン:3倍
と赤ピーマンはとても栄養価が高いことがわかります。
ただし、苦味成分である血液サラサラ効果の「ピラジン」はなくなってしまいます。
ちなみに黄色ピーマンは、緑ピーマンより、ビタミンCや食物繊維が少なくなっています。
苦味が際立つサラダなどでの生食事には赤ピーマンを、炒め物には緑ピーマンがおすすめす。
まとめ
ピーマンの栄養や効能についてご紹介しました。
ワタや種の方が栄養価が高い!なんて以外だと思った方も多いのではないでしょうか!
炒め物などでは是非捨てずに丸ごと使ってくださいね!
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